2015年04月01日

通常運転

公演も終わったんで、ただの本の虫に戻ります。

『246』沢木耕太郎
あの『深夜特急』『血の味』を書いている時期の日記。どこかで読んだエピソードも多いけど、沢木耕太郎についてはもう内容じゃなくてその語り口だけで満足。

『完璧な夏の日』ラヴィ・ティドハー
面白いSFが読みたい!というわけで評判のを。
読み始めてすぐ脳汁噴出。これ『X-MENファースト・ジェネレーション』とか『ウォッチメン』とか、そういうアレじゃん!で、文体はフィリッブ・マーロウ的な翻訳ハードボイルド調じゃん!で、男2女1の一番いいシチュエーションじゃん!つまりその手の人にはたまらない傑作。

『やってみたら、こうだった 』本橋信宏
芝居を観に来てくれて父からの差入れ。人妻風俗やらデリヘルやらヘルスやらの体験記なのだが、もうその抑制と優しさを併せ持った文章が素晴らし過ぎて脱帽。いや、ちょっと今のところ今年ナンバーワン候補。



posted by 淺越岳人 at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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